2012年5月6日日曜日

ベーグルの歴史


ベーグルには約300年の歴史があります
17世紀の終わり頃 オーストリアがトルコから攻められた時 ポーランドが助けました
そのお礼にオーストリアのユダヤ人パン職人が ポーランドの王に献上するために
作ったパンが「ベーグル」の発祥と言われているそうです
王は乗馬が好きだったので 乗馬で使用する「あぶみ」
ドイツ語でbuegel(ビューゲル)の形を真似てパンを作り
それがBagel(ベーグル)の名前の由来となりました
脂肪分やコレステロールがほとんど無い 健康的で手軽な食事だったベーグルは
オーストリアでの需要が高まるとともに ロシアへ浸透しました
そして19世紀末には 大西洋を超えてアメリカ大陸に広がったそうです
アメリカ大陸の中でも 特にベーグルが浸透したのがニューヨーク
東欧からユダヤ移民が多く移り住んだニューヨークには「コーシャ(ユダヤ教の戒律に従って
処理をした食材を使った)デリカテッセン」が多数あり
ベーグルはコーシャの代表的な食材のひとつとして栄えました
やがてユダヤ教意外の人々の間でもベーグル人気が高まり
ヘルシーブームにのって普及していきました
そして 日本でもベーグルは注目されるようになり ニューヨークのベーグルと比べると
かなりサイズが小さく ソフトな食感 「日本流のベーグル」 として普及しています

ロムエンのベーグルも 本場ニューヨークのベーグルとは全く違います
妹が長年 東京の有名店やニューヨークで食べ歩きをして
こつこつと試行錯誤しながら出来上がったレシピです
「皆さんが食べやすく」 ということをいちばんに考え
風味を良くするために 原料の粉選びと 配合に工夫を凝らしました